「税務署に行く時間がない」「郵送も面倒」――そんな悩みを抱える個人事業主・フリーランスへ。マイナンバーカードとスマホがあれば、確定申告は自宅から完結できます。編集部が結論と手順を先に示します。
結論:青色申告するならe-Tax+会計ソフト連携が最も効率的

先に編集部の見解をお伝えします。個人事業主・フリーランスがe-Taxで確定申告するなら、マイナンバーカードを使った自宅完結の申告に、会計ソフトを組み合わせる方法を編集部としては推します。理由はシンプルで、青色申告特別控除の最大額(2026年時点では一定の要件を満たした場合に適用される控除枠があります)を受ける条件のひとつが「e-Taxによる申告」だからです。せっかく帳簿を整えても、紙で提出すると控除額が下がるケースがあるため、e-Taxは実利のある選択肢と言えます。
※控除の具体的な金額・適用条件は年度や状況で変わります。最新の金額・条件は国税庁の公式サイトでご確認ください。
自宅完結に必要なもの(2026年時点)
マイナンバーカード方式でe-Taxを行う場合、主に以下が必要です。
- マイナンバーカード(電子証明書が有効なもの)
- マイナンバーカードを読み取れるスマートフォン、またはICカードリーダー
- 1年分の帳簿・領収書・各種控除証明書
近年はスマホでマイナンバーカードを読み取る方式が主流になっており、パソコンとスマホを連携させて申告する流れが一般的です。カードの暗証番号を忘れていると手続きが止まるため、事前に確認しておくと安心です。
e-Taxでの申告手順(大まかな流れ)
細かい画面は毎年更新されますが、基本の流れは次の通りです。
- 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセスする
- マイナンバーカード方式でログインする(スマホで読み取り)
- 収入・経費・所得控除などを入力する
- 作成した申告データを画面上で送信する
手入力でも申告は可能ですが、フリーランスは経費項目が多く、集計に時間がかかりがちです。ここで会計ソフトが効いてきます。日々の取引を記録しておけば、決算・申告書類の作成が大幅にラクになります。
会計ソフトはどう選ぶ?編集部の見方
代表的なサービスとして「やよいの青色申告 オンライン(弥生)」と「マネーフォワード クラウド確定申告」があります。どちらもe-Tax連携に対応しており、帳簿づけから申告書作成までをカバーします。
やよいの青色申告 オンラインは、会計初心者でも迷いにくい画面設計と、サポート体制の手厚さが強みです。「簿記の知識がほとんどない」「まず1年やり切りたい」という人に向きます。一方で、他サービスとの自動連携の幅は使い方次第で物足りなさを感じることもあります。
マネーフォワード クラウド確定申告は、銀行口座・クレジットカード・各種サービスとの自動連携に強く、取引が多い人ほど入力の手間を減らせます。反面、多機能ゆえに最初はやや設定に慣れが必要です。
編集部としては、「経理にかける時間を極力減らしたい・取引数が多い人はマネーフォワード」「初めての確定申告で安心感を重視する人はやよい」という選び分けを推します。どちらも料金プランや無料お試しの条件が変わることがあるため、最新の料金・機能は各サービスの公式サイトでご確認ください。
迷ったら専門家にも相談を
控除の適用可否や経費の判断は、個人の状況によって変わります。判断に迷う点や、事業規模が大きくなってきた場合は、税理士など専門家への相談も検討してください。ツールは効率化の手段であり、最終的な申告内容の責任は本人にある点は押さえておきましょう。
編集部からのひとこと
e-Taxは「面倒そう」という先入観で敬遠されがちですが、一度環境を整えれば翌年以降がぐっとラクになります。まずはマイナンバーカードの暗証番号確認から。数字や条件は必ず公式で最新情報をチェックしてくださいね。
※本記事は2026年時点の情報をもとに作成した一般的な解説です。税制・各サービスの料金は 変更される場合があります。実際のお手続きや判断にあたっては、 国税庁の公式サイト や税理士などの専門家に最新情報をご確認ください。


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