ある開発者がClaude CodeのOpusモデルを使い、自分のMRI画像と医師の診断を「再分析」させた実体験。AIの可能性と限界が見えてきます。
事の発端:肩の痛みとMRI診断

記事の筆者は、右肩の痛みで整形外科を受診しMRIを撮影。「肩甲下筋腱の50%以上に及ぶ部分断裂(グレードIII)」と診断され、すぐに複数回の治療を勧められました。しかし、あまりの展開の速さに「少し急ぎすぎでは?」と疑問を抱きます。そこで彼は、MRIの生データ(DICOM形式・約266MB)を持ち帰り、AIに分析させることを思いつきました。
Claude CodeでMRIを再分析

筆者が使ったのは、チャット版ではなくコード実行が可能な「Claude Code」上のOpusモデル。AIに必要なライブラリを自分でインストールさせ、画像解析を実行させました。約1時間後に出てきた結論は驚くべきもので、医師が「断裂あり」とした腱を、AIは「断裂なし(健全)」と判定したのです。
2つの診断を「裁定」させる
食い違いを検証するため、筆者は医師の所見とAIの所見を並べ、別のAIに「裁定役」をさせました。結果は「軽度の腱症はあるが、明確な断裂は認められない」というもの。つまり医師の診断より軽い見立てでした。筆者は「専門家に身を委ねる安心感」をAIが揺さぶってしまったと述べつつ、AIを完全に信頼できるわけでもなく、宙ぶらりんな状態だと正直に書いています。なお、これは医療アドバイスではなく、あくまで技術的好奇心の記録だと強調しています。
フリーランスにとってのヒント
この事例の本質は「AIを専門領域のセカンドオピニオンに使う」という発想です。個人事業主やフリーランスは、契約書・税務・見積もりなど、専門家に頼むほどでもないが判断に迷う場面が多いもの。AIを使えば、専門家の意見を鵜呑みにせず「もう一つの視点」を低コストで得られます。
出典:Antoine「I used Claude Code to get a second opinion on my MRI」
https://antoine.fi/mri-analysis-using-claude-code-opus
編集部コメント
AIに医療判断を委ねるのはまだ時期尚早ですが、注目したいのは「Claude Codeに自分でツールを準備させて実作業をさせる」使い方です。フリーランスの皆さんも、AIを単なるチャット相手ではなく『手を動かす作業者』として捉えると活用の幅が一気に広がります。専門家の意見を補強する“第二の目”として、まずは身近な書類チェックから試してみてはいかがでしょうか。


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